妊娠しやすい日を知るために基礎体温は必要ですか?
突然ですが、
あなたの基礎体温は何度ですか?
妊娠しやすい日を知るために体温計が必要になります。
今回は、基礎体温についてお話ししますね。
本日のお品書き
・体温、毎日測っていますか?
・欧米人は日本人と比べて体温が高い?
・風邪をひくことは、悪いことではない?
体温、毎日測っていますか?
「うわっ、寝坊した!」なんて朝は、
つい体温を測り忘れてしまうこともありますよね。
体温計は、
口の中の温度を測るので、
自分専用のものが好ましいです。
生理の時と排卵の時と体温を比べると0.3~0.5°ほど。
生理の時に体温が下がり、
排卵時に体温が上がります。
なので、
わずかな体温の変化でもわかるように、
36.31°と言ったように少数第2位まで表示されるものがおすすめです。
欧米人は日本人と比べて体温が高い?
「冬でも欧米人は半袖でいられるのはなぜ?」
という謎を開明するバラエティ番組が以前放送されていました。
欧米人の平熱は37°なので、
欧米で売られている体温計の標準ラインは37°になっているとのこと。
「じゃあ。日本人の平均体温は?」
日本人の平熱の平均は36.89~37°だそうです。
(1957年の田坂定孝先生の研究による報告より)
意外と高いと思いませんか?
調査から66年もたっているので、
現代人は、低体温化しているのでは?
と、疑問に思いますよね。
実は体温は、
身体を動かすことでも変化するので、
・朝起きた時
・午前中
・午後
・食後
など、時間帯によっても変化します。
体温は朝起きて、活動し始めると体温が上がっていき、
就寝前に下がってくるというサイクルです。
そして、身体の中で、
免疫力を高めてくれる酵素が活発になるのは37°。
一般的には体温が高い方が、免疫細胞や、
酵素が活発になると言われています。
酵素は、42°を超えると、タンパク質が変性し、
働かなくなってしまいます。
39°を超え病院を受診すると解熱剤を処方されるのは、
このためなのですね。
※近年は発熱外来が特定の病院に設けられているようですので、
発熱の際は、医療機関や保健所などにお問い合わせください。
基礎体温を毎日測ることで、
身体の小さな変化にも気づくことができるのですね。
風邪をひくことは、悪いことではない?
風邪をひくと、くしゃみ、咳、鼻水は出るし、
具合悪いし、良いことなんてないように思います。
※妊娠中はお腹の赤ちゃんにも影響が出るケースがありますので、
かかりつけのお医者さんに相談してください。
しかし、
風邪をひくことで、
血流も良くなり、
鼻水、下痢などで身体の大掃除をしてくれるです。
つまり、
風邪をひくのは、デトックスするためとも言えるのです。
そう言われてみれば、
食欲がなくなることで、断食しているみたいですし、
熱が下がった時はスッキリしています。
何より、一人でゆっくりできる時間ができるので、
心身ともに休むために、身体が反応しているのかもしれませんね。
ちなにみ、
呼吸法やツボ押しで体温調節もできます。
例えば、身体の熱を下げたいときは、
口をすぼめて息を吸うことで冷たい空気が肺に入り、
内側からからだを冷やしてくれます。
陽谷(ようごく)というツボは、
たまった熱を取りたいときにおすすめです。
手の甲側、小指のラインと手首が交差するくぼみにあり、
体内の熱を外に放散してくれます。
逆に、身体の熱を上げたいときは、
気海(きかい)というツボ。
気海は全身の気が集まるツボと言われて、
刺激することで代謝が高まり、生理痛の緩和、下半身の冷えなどへの効果があると言われています。
ちなみに、
「風邪」というのは病名ではなく、
「風邪症候群」といって、
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、
のどの痛み、咳、たん、発熱などの
症状の総称です。
くしゃみ、鼻水、咳、たんは、
身体の中に入ってきた異物を外に出すため。
鼻詰まりは、これ以上異物を身体の中に入れないため。
のどの痛み、発熱は、体内に入ってきた、
ウイルスなどをやっつけるため。
厄介な症状ですが、それぞれ意味があって出ている症状なのですね。
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