妊活

【栄養素と不妊の関係】身体づくりをしないまま不妊治療を進めると妊娠しにくくなるの?

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「妊娠できる」ということは、
「赤ちゃんを育てるための栄養素」が、
身体の中にあるということです。
「? 赤ちゃんを育てるための栄養素が、
身体の中にあるということが、
赤ちゃんを授かるための条件なら、
ユニセフのCMでやっている飢餓の国で、
赤ちゃんが産まれているのは辻褄(つじつま)
合わないんじゃないの?」
と、思われたそこのあなた!!
鋭いです!!
ユニセフのCMでやっている飢餓の国の妊産婦は、
10代が多いです。
しかも、
性暴力などによる望まない妊娠も多くあるとお聞きします。
「若い」というのは、
それだけで、細胞が元気なんだなぁと思います。
今回は、栄養素と不妊の関係についてお話ししますね。
元気な赤ちゃんを望むのであれば、
身体作りが重要だと言うことをお話ししますね。
お品書き
・身体づくりをしないまま不妊治療を進めると妊娠しにくくなるの?
・栄養別/不足するとどうなるの?
・タンパク質が不足するとどうなるの?
・たんぱく質が多く含まれる食材とは?
・たんぱく質を効率よく摂るためには?
・まとめ

身体づくりをしないまま不妊治療を進めると妊娠しにくくなるの?

10代や20代の頃は、
多少無理をしても、お肌はハリハリのプリプリでしたし、
体力もあるので、
食事の質や、栄養素、運動に睡眠、メンタルなんて気にしなくても、妊娠できる確率は高かったのですが、
30歳を超えたあたりから、
お肌のたるみが気になってきました。
高級な化粧品を使わないと耐えられないのと同じで、
外側だけでなく、
内側からも質の良い栄養が必要になってきます。
それは、同じ細胞である卵子にも言えることで、
卵子も衰えて行くんだなぁとイメージできます。
では、見た目を若く保ったり、
マイナス5歳、はたまたマイナス10歳にするのと同じで、
卵子も元気にすることが出来るのではないでしょうか?
その鍵を握っているのは...
そう!
あなたの生活スタイルです!!
生活スタイルを改善するだけで、
細胞を蘇らせたり元気にするミトコンドリアを活性化し、
細胞の寿命の左右するテロメアを長持ちさせることが出来ます。
あなたの身体はあなたが食べらもので出来ていますし、
運動や睡眠、メンタルによっても変わります。
食材の質の見直しや、
健康管理をしていくことで、
体内も若返り、妊娠しやすい身体になるのです。
仮に、あなたの命を維持していくための栄養素が、
足りなくなってしまったとすると、
身体はまず、
命を維持していくための栄養素を節約しようとして、
卵巣や、子宮などの生殖器や目に、
栄養を送らなくなります。
これは、
「生命維持」を最優先した結果起こります。
無理なダイエットを続けると、
生理が止まってしまうのはこのためです。
そして、
不妊治療をする際に投与される排卵誘発剤などのお薬は、
あなたの身体の中の栄養素であるミネラル分を、
たくさん消耗するので、
ミネラル不足になりがちです。
そのような状態で、
不妊治療を続けても、
あなたの身体の栄養素が足りていなければ、
「赤ちゃんの分の栄養素がないから今は無理!」と、
あなたの身体が判断してしまう可能性があります。

栄養別/不足するとどうなるの?

それでは、
妊娠するために必要な栄養素と言われていて、
特に不足しがちな栄養素についてざっくりと学んでいきましょう。
・ ミネラル(特に鉄、亜鉛、葉酸、カルシウム)
・ ビタミン類(A、B群 、E)
・ カルシウム
・3大栄養素のひとつたんぱく質

ミネラル(特に鉄、亜鉛、葉酸、カルシウム)

ミネラル不足全般に言えることは、
貧血や、疲労感、疲労感など。
加工食品や、お菓子を食べることで減ってしまいます。特に積極的に摂りたい栄養素です。
・鉄は、不足することで、
出産後の赤ちゃんの発育などに影響が出る危険性があります。
酸素を運ぶ役割のヘモグロビンの数が減り、
お腹の赤ちゃんに十分な酸素が届けられなくなります。
なので、
流産や早産にもなりやすいそうです。
さらに、
鉄欠乏が重度になってしまうと妊娠できないと言います
妊娠中は、多くの鉄が消費されています。
鉄を食事やサプリから摂取しても、
体内の鉄はすぐには増えないので、
妊活中の方は意識して取っていただきたいです。
・亜鉛は、細胞が分裂するために必要な栄養素です。
皮膚のたんぱく質の合成に関わっています。
なので、亜鉛が不足すると、
皮膚が新しい細胞に生まれ変われず、皮膚炎などの原因になりますし、
キズの治りが遅かったり、感染しやすくなると言われています。
子宮内膜も薄くなり、着床しにくくなります。
産後、歯も髪もボロボロになっている場合、
亜鉛不足かもしれません。

ビタミン類(A、B群 、E)

・ビタミンA
ビタミンAは、目や皮膚、粘膜の健康維持などに欠かせない栄養素なので、不足すると、夜盲症になったり、感染症にかかりやすくなったりします。
一方で、過剰に摂取すると、頭痛をはじめとする身体症状が起こり、特に妊娠初期に過剰摂取すると、赤ちゃんに器官形成異常が起こる可能性が高くなることが知られています。
・ビタミンB群とは、ビタミンB1・B2・B6・B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類のことです
・ビタミンB1は、
糖質の代謝に働きます。
ビタミンB1が不足すると、糖質をエネルギーに変換されにくくなり、疲労の原因になる可能性があります。
・ビタミンB2は、
脂質の代謝
・ビタミンB6は、アミノ酸の再合成を手助けする補酵素として働きます。美しいからだづくり
・ビタミン12は、
タンパク質の合成やアミノ酸の代謝に関わる栄養素です。また、正常な赤血球の生成にも欠かせない栄養素
・ナイアシンは、
エネルギー代謝に関わり、数百種類の酵素の働きをサポートするといわれています。飲酒により失われやすい栄養素の一つです。ビタミンB6やB1などと助け合う関係にある
・パントテン酸は、
エネルギー代謝の過程において、中心的なサポート役として働く、コエンザイムAという補酵素の構成成分です。腸内細菌によって、合成される栄養素です。
・葉酸は、
ビタミンB群の1つで、
赤血球を綺麗な形に作り、
細胞の遺伝物質であるDNAを作るために、
絶対欠かせない栄養素です。
・ビオチンは、
ビタミンHとも呼ばれています。
体内で糖・アミノ酸・脂質などを、
エネルギーに変える手助けをしています。
また、皮膚や粘膜を若々しく保ったり、
爪や髪の健康に深く関わっていると言われており、
皮膚の炎症を防止する働きもあります。
・ビタミンEは、
ビタミンEは、抗酸化作用が強く、
加齢により発症する病気を予防することから「若返りのビタミン」とも呼ばれます。
そして、ビタミンEの別名である
「トコフェロール」の意味は、
tocos(子を産む)
phero(力を与える)
ol(水酸基をもつ化合物の総称)
という単語からできています。

カルシウム

カルシウムは、
骨を作ったり、強くするために、
必要な栄養素であるため、
不足すると骨が十分に成長できない可能性があります。
体内のカルシウムの一部は、
カルシウムイオンとして血液や筋肉、神経内で、
怪我をした時に血液を固めて、出血を防ぎます。

タンパク質が不足するとどうなるの?

たんぱく質は、皮膚や髪の毛、筋肉、血管、内臓、骨、歯、爪はもちろん、酵素やホルモン...
あなたの身体のほとんどがたんぱく質から作られます。
なので、タンパク質が不足しますと、
筋力量が減ったり、骨が弱くなり、
老化を早める原因になってしまうようです。
なので、
階段の登り降りがきついなと感じるようになったり、
すぐに疲れてしまったり。
心当たりはありますか?
タンパク質が不足し、基礎代謝が低下することで、
エネルギーが消費されず、
太りやすい体質になります。
さらにさらに、
筋力が低下するので、
正しい姿勢が保てなくなり、
血行不良が起こり、老廃物も溜まり、
それが肩こりや腰痛の原因になります。
たんぱく質は、肌や髪の毛の原料でもあるので、
新しい細胞を作るサイクルが乱れて、
若々しさが失われるなど。イヤダ~‼︎
タンパク質が不足して良いことは、
一つもありませんね。
ちなみに、三大栄養素は、
たんぱく質の他の二つは、
炭水化物と脂質です。
炭水化物と脂質は、
現代の生活では、
過剰摂取気味だと言われているので、
むしろ食べ過ぎに注意が必要です。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
たんぱく質が多く含まれる食材とは?
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
たんぱく質は、ご存知の通り、
3大栄養素のひとつとも言われるほど、
重要な栄養素です。
はい!
ここでクイズです。
たんぱく質が多く含まれる食品を、
3つ以上あげてください。
...
..
.
答えは、
・とり肉、ぶた肉、牛肉などお肉
・お魚
・牛乳や乳製品
・豆類
・お豆腐や、納豆などの大豆加工食品
・卵
などなど。
いかがでしょう。
3つ以上答えられましたでしょうか?
ちょっと優しすぎたでしょうか。
それでは、
食品100gあたりに含まれるたんぱく質量ランキングに
行ってみたいと思います〜。パフパフ〜
第一位
イワシ丸干し 32.8g
第二位
まだい 25.7g
第三位
さわら 25.1g
第四位以下はこんな感じです。
ひらめ 25g
とり胸肉 21.3g
牛もも肉 21.3g
牛肩肉 20.2g
豚もも肉 19.5g
豚ロース肉 19.3g
牛ヒレ肉 19.1g
鶏ささみ 19g
豚肩肉 18.5
鶏もも肉 16.6g
鶏卵 12 g
豆腐 6.6g
豆乳 3.6g
ヨーグルト 4.3g
牛乳 3.3 g
な、な、なんと、
お魚さんたちがランキング上位を独占!!
大きなお魚さんたちは、
たんぱく質も豊富なのですが、
食物れ水銀などの汚染物質も多少あるため、
妊活中や、妊娠中は、避けるべきという理由から、
そして、
乳製品や大豆製品などの加工食品は、
たんぱく質の割合が多いのですが、
「1日に100gも食べることができるのか?」
という疑問が湧きましたので、
独断と偏見で、
ランキングから外させていただきました。
参考までに、
パルメザンチーズ 44.0g、プロセスチーズ 22.7g、
カマンベールチーズ 19.1g、
きな粉 35.5g、油揚げ 18.6g、納豆 16.5g、
がんもどき 15.3g、厚揚げ 10.7g、
いくら 32.6g、するめ 69.2g、ぶり 26.7g
マグロ 23g
最近知ったのですが、
ご飯にもタンパク質が含まれているそうです。
お茶碗一杯分(約150g)に 3.8g
ちなみに、
成人女性の1日に必要なたんぱく質の量は、
約50gと言われおりますが、
※厚生労働省が発表した日本人の食事摂取基準 2015年版による
妊娠初期ですと、55g
妊娠後期ですと、75g必要になります。
参考資料
↓↓↓上級食育アドバイザーのさっちゃんのサイト
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
たんぱく質を効率よく摂るためには?
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
たんぱく質を効率よく摂るポイントにつきまして、
上級食育アドバイザーのさっちゃんから、
教えていただきました。
動物性のたんぱく質は、
消化&吸収が早く、
筋肉の修復に効果覿面(こうかてきめん)です。
消化&吸収に時間のかかる植物性のたんぱく質と
1:1で食べることで、
バランスが良いとのことでした。
例えば、
肉豆腐や、すき焼き、
お豆腐とひき肉のハンバーグなどのように、
1品にしてしまうのも良いですし、
お魚や、肉料理のメインに加え、
お豆のサラダや、スープ、冷奴、
煮豆を添えるのも良いですね。
ところで、
たんぱく質を上手にとる上で、
気になっていたことが、ひとつあります。
それは、
たんぱく質が加熱により、
壊れてしまわないかということ。
例えば、
牛乳を温めるとき、
うっかりしていると表面に膜ができてしまいますし、
卵も生ですと、卵白が透明ですが、
火を通して、目玉焼きやゆで卵にすると、
卵白が、白く固まります。
これは、
たんぱく質の熱変性と言いまして、
胃袋の中でも同じようなことが起きています。
牛乳がお口から入り、
のど(食道)を通って胃にたどり着きますと、
胃酸によって固まり、
固まることで、長く止(とど)まり、
栄養をたくさん吸収することができます。
※下痢やアレルギーの原因になることもあります。
タンパク質が変性することで変形し、
吸収しやすくなるとのことでした。
また、
たんぱく質とビタミンB6を一緒に摂ると、
効率良く吸収してくれますよ。
ビタミンB6を多く含む食品
・大豆
・くるみ
・いわし
・鶏肉
・米
・バナナ
・にんにく
・ごま
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
まとめ
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
たんぱく質はエネルギー源となったり、
皮膚や髪の毛、内臓や筋肉を作る材料になったりと、
生きていく上で欠かせない栄養素です。
タンパク質が不足すると、
筋力や、代謝の低下で太りやすくなるため、
肩こりや腰痛になったり、
肌や髪の毛を作るサイクルが乱れて、
若々しさが失われるなど、
衰えに向かってまっしぐら。
妊活中でなくても、
積極的に摂りたい栄養素だなあと思いました。
ただ、
「過ぎたるは及ばざるが如し」です。
摂り過ぎてしまいますと、
邪魔なものとして排出されますし、
肝臓や腎臓に負担をかけるため、
内蔵疲労を起こす可能性があります。
また、
動物性タンパク質の摂りすぎは、
身体の中で「シュウ酸」や「尿酸」という物質が増加し、
尿路結石の原因になります。
どの栄養素も、あなたの健康な身体を作るのに
欠かせない栄養素であり、
その栄養素が欠けてしまうと、
「あなたの健康を最優先すべき!」と、
あなたの脳が判断して、
不妊の原因のひとつになっているようです。
何事もバランスが大事です。
子どもを産み育てることは、
あなたの健康を維持することで、
より一層楽しむことが出来ます。
どうか、
これを期にあなたの食生活について見直していただけますと嬉しいです。
参考資料
↓↓↓上級食育アドバイザーのさっちゃんのサイト
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この記事を書いた人

shimizu

不妊治療に頼らない高齢出産の専門家

shimizu

4年の妊活の末、40歳にして初めての子供を授(さず)かる / 結婚は36歳と決して”若い”とは言えない年齢。なかなか子供を授からないことから、産婦人科を受診。左の卵管閉塞・子宮筋腫・子宮内膜症だということを知る / 高齢妊娠について調べまくり、食事・睡眠・適度な運動により体質改善 / ひとりぐらしを始めた頃から生理は不順で、1ヶ月来ないのは当たり前、生理痛がひどく、動けない日もあった / 現在は50歳。主人と息子、そして主人の両親と暮らす。至って健康 / 30歳後半の妊活、周りからのプレッシャー、40歳の妊娠、出産の体験から、妊活を「つらい」と感じている方々に、妊活を楽しみながら子供を授かれる体質へと導き、高齢出産に耐えられる身体作りをサポートします。/アドラー心理学リーダー資格取得

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4年の妊活の末、40歳にして初めての子供を授(さず)かる / 結婚は36歳と決して”若い”とは言えない年齢。なかなか子供を授からないことから、産婦人科を受診。左の卵管閉塞・子宮筋腫・子宮内膜症だということを知る / 高齢妊娠について調べまくり、食事・睡眠・適度な運動により体質改善 / ひとりぐらしを始めた頃から生理は不順で、1ヶ月来ないのは当たり前、生理痛がひどく、動けない日もあった / 現在は50歳。主人と息子、そして主人の両親と暮らす。至って健康 / 30歳後半の妊活、周りからのプレッシャー、40歳の妊娠、出産の体験から、妊活を「つらい」と感じている方々に、妊活を楽しみながら子供を授かれる体質へと導き、高齢出産に耐えられる身体作りをサポートします。/アドラー心理学リーダー資格取得

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